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入れ歯治療について

歯を失った際の治療選択肢

歯を失った場合、主に以下の治療方法があります。

1. 入れ歯(義歯)
2. ブリッジ
3. インプラント

それぞれにメリットとデメリットがあり、患者様の状況やご希望により最適な選択は異なります。このページでは、入れ歯治療について詳しくご説明します。

歯を失った時の3つの治療法(インプラント、ブリッジ、入れ歯)の構造と特徴の比較図

入れ歯の基本分類

総入れ歯(総義歯)

すべての歯を失った場合
歯茎に吸着させて固定
取り外し式

部分入れ歯(部分床義歯)

歯を失った時の3つの治療法(インプラント、ブリッジ、入れ歯)の構造と特徴の比較図

一部の歯を失った場合
残存歯に固定
取り外し式

注意:

記事中で「ブリッジ」と「部分入れ歯」が混同されているようですが、これらは異なる治療法です。

ブリッジ:

失った歯の両隣の歯を削り、連結した被せ物で補う固定式の治療

部分入れ歯:

残存歯に留め金をかけて固定する取り外し式の治療

入れ歯のメリットとデメリット

メリット

✓ 比較的短期間で製作可能: 数週間〜1か月程度
✓ 保険適用が可能: 費用を抑えられる
✓ 外科手術が不要: 体への負担が少ない
✓ 取り外して清掃できる: 衛生管理がしやすい
✓ 多くの症例に対応可能: ほとんどのケースで適用できる
✓ 修理・調整が比較的容易: 破損しても修理できる場合が多い

デメリット

⚠ 違和感: 特に初期は異物感がある
⚠ 咀嚼効率の低下: 天然歯の30〜60%程度
⚠ 安定性の問題: ずれたり外れたりすることがある
⚠ 発音への影響: 慣れるまで話しにくい場合がある
⚠ 味覚や温度感覚の低下: 特に総入れ歯の場合
⚠ 審美性: 金属の留め金が見える場合がある(部分入れ歯)
⚠ 残存歯への負担: 支えとなる歯への負担がある
⚠ 定期的な調整が必要: 歯茎の変化に応じて調整が必要

入れ歯の種類

保険の入れ歯と自費の入れ歯(ノンクラスプデンチャー、金属床)の見た目と厚みの比較

保険診療の入れ歯(レジン床義歯)

特徴:

レジン(プラスチック)製
部分入れ歯には金属の留め金がある

メリット:

✓ 費用が安い
✓ 修理・調整が比較的容易
✓ 短期間で製作可能

デメリット:

⚠ 厚みがあり、違和感を感じやすい
⚠ 金属の留め金が見える(部分入れ歯)
⚠ 熱伝導性が低く、食べ物の温度を感じにくい
⚠ たわみやすい

費用:

部分入れ歯: 5,000〜15,000円程度(3割負担)
総入れ歯: 10,000〜20,000円程度(3割負担)

※初診料、再診料、型採り代などが別途必要

自費診療の入れ歯

1. 金属床義歯

特徴:

歯茎に触れる部分が金属製

メリット:

✓ 薄く作れて違和感が少ない
✓ 熱伝導性が良く、食べ物の温度を感じやすい
✓ 強度が高い

デメリット:

⚠ 費用が高い
⚠ 金属アレルギーの可能性

費用:

当院では385,000円(税込)

2. ノンクラスプデンチャー(スマイルデンチャー)

特徴:

金属の留め金を使用しない部分入れ歯

メリット:

✓ 金属の留め金が見えない
✓ 軽い
✓ 金属アレルギーの心配がない

デメリット:

⚠ 費用が高い
⚠ 強度・耐久性に限界
⚠ 修理が困難
⚠ 欠損歯が多い場合は不向き

費用:

当院では165,000円(税込)

リスク・副作用:

慣れるまでに時間がかかる場合がある
粘膜に当たり、調整が複数回必要になる場合がある
落とすと割れる可能性がある
定期的な噛み合わせ調整を怠ると破損することがある

詳細は別ページ「スマイルデンチャー(ノンクラスプデンチャー)について」をご参照ください。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーの仕組み(インプラントで入れ歯を固定する安定性の高い方法)

特徴:

2〜4本のインプラントを埋入し、それを支えにして入れ歯を固定する方法

メリット:

✓ 非常に安定性が高い
✓ しっかり噛める
✓ 入れ歯を小さく設計でき、違和感が最小限
✓ 取り外して清掃できる

デメリット:

⚠ 費用が高額(インプラント1本あたり30万〜50万円×本数+入れ歯本体)
⚠ 外科手術が必要
⚠ 治療期間が長い
⚠ 定期的なメンテナンスが必須

適している方:

総入れ歯が安定しない
しっかり噛みたい
骨の量が限られている(奥歯まで多数のインプラントができない)
費用を抑えつつ、通常の入れ歯より快適にしたい

注意点:

外科手術に伴うリスク(痛み、腫れ、出血、感染など)
定期的なメンテナンスを怠るとインプラントが脱落するリスク

他の治療法との比較

歯を失った場合、入れ歯以外にも選択肢があります。

ブリッジ

概要:

失った歯の両隣の歯を削り、連結した被せ物で補う固定式の治療

メリット:

✓ 固定式で違和感が少ない
✓ 咀嚼効率が比較的高い
✓ 治療期間が短い

デメリット:

⚠ 健康な歯を削る必要がある
⚠ 支台歯への負担が大きい
⚠ 欠損歯が多い場合は不向き

インプラント

概要:

顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療

メリット:

✓ 固定式で違和感がない
✓ 咀嚼効率が高い(天然歯の80〜90%程度)
✓ 隣の歯を削らない
✓ 見た目が自然

デメリット:

⚠ 費用が高額
⚠ 外科手術が必要
⚠ 治療期間が長い
⚠ 全身状態により適応できない場合がある

入れ歯治療の流れ

入れ歯治療の開始から完成、メンテナンスまでの7つのステップの流れ図

ステップ1: カウンセリング・診査

お悩みやご希望をお伺い
口腔内の状態を検査
レントゲン撮影

ステップ2: 治療計画の説明

複数の治療選択肢の提示
それぞれのメリット・デメリット、費用の説明

ステップ3: 型採り

精密な型を採取

ステップ4: 噛み合わせの記録

噛み合わせの高さを決定

ステップ5: 試適(仮合わせ)

仮の入れ歯で確認・調整

ステップ6: 完成・装着

完成した入れ歯を装着
使用方法の説明

ステップ7: 調整期間

痛みや違和感がある部分を調整
通常、数回の調整が必要

治療期間: 一般的に3週間〜1か月程度

入れ歯のお手入れ

入れ歯を長く快適に使うために、適切なお手入れが重要です。

基本のケア

1. 毎食後、流水下でブラッシング
2. 義歯用洗浄剤に浸ける
3. 就寝時は外して水に浸けて保管

詳細は別ページ「入れ歯の正しいお手入れ方法」をご参照ください。

よくある質問

Q1: 入れ歯とインプラント、どちらが良いですか?

A: 一概には言えません。咀嚼効率や装着感ではインプラントが優れていますが、費用、外科手術の必要性、全身状態などを総合的に考慮して決定します。

Q2: 保険の入れ歯と自費の入れ歯、何が違いますか?

A: 使用できる材料と設計の自由度が大きく異なります。自費では、より薄く、違和感が少なく、審美性の高い入れ歯を作ることができます。

Q3: 入れ歯はどのくらい持ちますか?

A: 適切なケアとメンテナンスにより、5〜7年程度使用できることが多いです。ただし、歯茎の変化により作り直しが必要になることもあります。

Q4: 入れ歯で硬いものは噛めますか?

A: 天然歯に比べると咀嚼力は劣りますが、適切に調整された入れ歯であれば、多くの食べ物を食べることができます。ただし、非常に硬いものは避けた方が良い場合があります。

Q5: 入れ歯は痛くないですか?

A: 適切に調整された入れ歯であれば、痛みはほとんどありません。痛みがある場合は、すぐに歯科医院で調整してもらってください。

まとめ

入れ歯治療のポイント

1. 保険と自費の選択肢がある: 予算と希望に応じて選択
2. 他の治療法との比較: ブリッジ、インプラントとの比較検討
3. 定期的なメンテナンスが重要: 適合状態のチェックと調整
4. 適切なお手入れ: 毎日のケアで長持ちさせる
5. 痛みや違和感があれば早めに相談: 我慢せず調整を依頼

十分な説明を受け、納得した上で治療を選択してください。 疑問や不安がある場合は、遠慮なくご質問ください。

さらに詳しく知りたい方へ

種類と特徴:

入れ歯の種類について(総まとめ)
スマイルデンチャー(ノンクラスプデンチャー)について
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入れ歯の正しいお手入れ方法
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