歯茎が黒く見える原因は、主に4つあります。
原因によって治療法が変わりますが、診察(レントゲンと歯茎の観察)で、ほとんどの場合は見分けられます。
このページでは、原因の見分け方と、当院での治療法・費用、治療をしても黒さが残る・戻るケースについてご説明します。
歯茎が黒く見える原因は主に4つ。診察でほとんど見分けられます
歯茎が黒く見える原因は、主に次の4つです。
- 金属の被せ物(差し歯)
- 歯茎に残った金属の色(メタルタトゥー)
- もともとのメラニン色素
- 神経のない歯(根)の変色が透けて見えている
金属の被せ物が入っているか、神経のない歯かどうか(根の変色の原因になりうるか)は、レントゲンを撮ればわかります。
メラニン色素の沈着か、歯茎に金属の色が残っているかは、歯茎を見ればわかります。
根そのものの変色は、被せ物を外して初めてはっきりしますが、歯茎の部分を拡大鏡(ルーペ)で観察すれば、ほとんどの場合は事前に見当がつきます。
原因が金属の被せ物や根の変色の場合、ご自宅でのケアで黒さを取ることはできません。まずは診察で原因を確認することをおすすめします。
金属の被せ物が原因の場合は、金属を使わない被せ物に替えます
金属の被せ物(差し歯)が入っていると、歯茎が黒く見えることがあります。
(いわゆる「ブラックマージン」もこのひとつです。)
当院では、被せ物を替えたあとに歯茎が黒く見えにくいよう、次の3つを行っています。
- 土台に、ファイバーポスト(金属を使わない土台)を使う
- 被せ物を、ジルコニアやオールセラミックなど金属を使わない素材にする
- 被せ物のふちを、歯茎の下まで入れる
替える本数は、患者さまが気になっている範囲・ご希望の部位に合わせて決めることが多いです。
費用(1本)
| 種類 | 通常価格 | モニター価格 |
|---|---|---|
| スタンダードジルコニア | 110,000円(税込) | 88,000円(税込) |
| カスタムジルコニア | 132,000円(税込) | 92,400円(税込) |
| オールセラミック | 165,000円(税込) | 132,000円(税込) |
※モニター価格は、治療後にご来院いただき症例写真の撮影にご協力いただける方を対象に適用いたします。詳細はカウンセリング時にご説明致します。
治療期間・回数
通院回数は、虫歯や根の病気があるかどうかなど、歯の状態によって変わります。
虫歯や根の病気がない場合は、最短2回の通院です。
主なリスク・副作用
- 金属の土台は、外すときに根が折れるおそれが高い場合、外さずに残します。その場合は、歯の表側(唇側)を削って白い樹脂(オペークレジン)を塗り、金属の色が透けないように加工します
- 神経のある歯は、治療のあと一時的にしみることがあります
- 歯みがきが十分でないと、被せ物のふちから再び虫歯(二次齲蝕(にじうしょく))になることがあります
ブリッジが入っている場合は、こちらもご覧ください。→ ブリッジで歯茎が黒くなる場合について
被せ物を替えても、黒さが残る・戻るケースがあります
金属を使わない被せ物に替えても、次の2つのケースでは黒さが残ったり、あとで戻ったりすることがあります。
歯茎に金属の成分がしみ込んでいる場合(メタルタトゥー)
金属の被せ物の成分が歯茎にしみ込んで残っていると、その色は取れきりません。
ただし、金属の被せ物をジルコニアなど金属を使わないものに替えるだけでも改善はするため、当院ではまずその処置を進めます。
根そのものが黒く変色している場合
神経のない歯は、根そのものが黒く変色していることがあります。
変色した根はあまり白くならないため、ジルコニアで覆うことを考えます。
ただし、のちに歯茎が下がると、変色した根が見えて再び黒く見えてくることがあります。
なお、金属の被せ物が長く入っていた歯では、歯茎が下がって根が見えていたり、被せ物と歯のすき間から虫歯になっていたりすることも多く見られます。
もともと歯茎が黒い場合は、歯肉ピーリングで色を抜きます
被せ物とは関係なく、もともと歯茎が黒い方は、歯茎にメラニン色素が多く沈着しています。
この場合は、歯茎にお薬を塗ってメラニン色素を取り除く「歯肉ピーリング」で治療します。
- 1回の時間:30分程度
- 麻酔:表面麻酔(塗るタイプのジェル)を使います
- 色が抜けて落ち着くまで:1週間程度
- 回数:大抵2回で色が抜けます。1回目で部分的に色素が残った場合、残った部分だけ2回目を行います
- 範囲:主に前歯部(笑ったときに見える前歯のあたり)。上だけでも、上下まとめてでも行えます
費用
歯肉ピーリング(片顎):33,000円(税込)
歯肉ピーリング(上下):66,000円(税込)
※通常価格です。モニター価格の設定はありません
※2回目は半額です(片顎 16,500円(税込)/上下 33,000円(税込))
主なリスク・副作用・注意点
- 治療後2日程度、痛み・しみる感じ・赤みが出ることがあります
- 辛いものや塩分の強い食事はしみるため、治療後3日程度は避けてください
- 1回で色素が部分的に残ることがあり、その場合は2回目を行います
- タバコを吸う方は、色が戻ることがあります
歯肉ピーリングの流れはこちら → 歯肉ピーリングの流れ
歯肉ピーリングをおすすめしない場合
次のような場合は、歯肉ピーリングをおすすめしない、またはお受けできないことがあります。
- 歯周病で歯茎に炎症がある
- 黒さの原因がメラニン色素ではない(金属の色など)
- 妊娠中
- 治療を希望される範囲が広い場合
歯肉ピーリングのあと、色は戻りますか
タバコを吸わない方は、ほとんど戻りません。
タバコを吸う方はメラニン色素が戻ってくるため、その都度ピーリングを行うことがあります。
よくある質問
- Q. 歯茎が黒いのは自分で治せますか?
-
A. 原因が金属の被せ物や根の変色の場合、ご自宅でのケアで黒さを取ることはできません。もともとのメラニン色素が原因の場合は、歯肉ピーリングで色を抜く方法があります。まずは診察で原因を確認します。
- Q. 差し歯を替えれば、歯茎の黒ずみは治りますか?
-
A. 金属の被せ物が原因であれば、金属を使わない被せ物に替えることで改善が期待できます。ただし、歯茎にしみ込んだ金属の色(メタルタトゥー)は取れきらないことがあり、根そのものが変色している場合は、歯茎が下がると再び黒く見えることがあります。
- Q. 歯肉ピーリングは何回必要ですか?
A. 大抵2回で色が抜けます。1回目で部分的に色素が残った場合、その部分だけ2回目を行います。
- Q. 歯肉ピーリングのあと、黒さは戻りますか?
A. タバコを吸わない方は、ほとんど戻りません。タバコを吸う方はメラニン色素が戻るため、その都度ピーリングを行うことがあります。
症例写真
歯茎の黒さは、原因がわかれば治療法を選べます。
気になる方は、無料カウンセリングでご相談ください。