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監修:顧問指導医: 永山 幸
土日・祝日も診療しております!
目次
「痛みがなくなったから、そのままにしている」
「怖くて歯医者に行けないまま、何年も経ってしまった」
「もう手遅れかもしれない」
虫歯を放置してしまう理由は人それぞれですが、共通しているのは放置している間も虫歯は進んでいるということです。
このページでは、虫歯を放置するとどうなるのかを、放置した期間別に整理しました。そのうえで、今からできる治療についてもお伝えします。長く放置してしまった方こそ、まずは現状を知っていただければと思います。
虫歯は基本的に自然治癒せず、痛みがなくても進行している場合があります。
虫歯は、細菌が出す酸によって歯が溶かされていく病気です。一度溶けてしまった歯が、自然に元に戻ることはありません。
ごく初期の段階(歯の表面が白く濁っている程度)であれば、正しい歯磨きができていることを前提に、再石灰化によって進行が止まることがあります。再石灰化を促す成分(フッ化物など)を含む歯磨剤を併用する方法もあります。しかし、穴が開いてしまった虫歯は、治療をしない限り進み続けます。
「そのうち治るかもしれない」と様子を見ている間にも、虫歯は静かに広がっていきます。
これが、放置がもっとも進みやすいパターンです。
虫歯が神経まで達すると、強い痛みが出ます。ところが、そのまま放置していると神経が死んでしまい、痛みを感じなくなります。
痛みが消えたことで「治った」と思ってしまう方は少なくありません。しかし実際には、虫歯はより深刻な段階に進んでいます。神経が死んだ歯は、内部で細菌が増え、根の先に膿がたまっていきます。
痛みがなくなったときこそ、受診が必要なタイミングです。
ここでは、放置した期間ごとにどのような変化が起こりやすいかを整理します。
ただし、進行の速さには個人差があります。歯の質、噛み合わせ、日々のお手入れ、食習慣などによって大きく変わるため、以下はあくまで目安としてお読みください。
それでも、治療できないということはありません。10年以上放置された方の治療も行っています(詳しくは「虫歯の本数が多い場合・全体的に悪くなった場合」をご覧ください)
歯科では、虫歯の進行度を C0 から C4 の5段階で表します。

冷水痛:冷たい水や食べ物が歯髄を刺激し、しみるような痛みが出ます。
甘味痛:甘いものが露出した象牙質を刺激し、痛みを感じます。
温熱痛:熱い飲み物などで歯髄が刺激され、痛みが起こります。
| 進行度 | 状態 |
|---|---|
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C0
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ごく初期。歯の表面が白く濁る |
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C1
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エナメル質にとどまる小さな虫歯 |
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C2
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象牙質まで進み、しみるようになる |
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C3
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神経まで達し、強く痛む |
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C4
|
歯の上部まで崩れ、根だけが残った状態 |
ご自身がどの段階にあたるかは、実際に診察を受けなければ分かりません。C3・C4 の重度の虫歯については、治療法を含めて別ページで詳しく解説しています。
重度の虫歯(C3・C4)の治療法と症状
神経まで進行した虫歯の治療法と症状について解説します。
虫歯を放置していると、歯の中だけでなく、体のさまざまな病気につながることがあります。ここでは代表的なものを挙げます。
ただし、これらは「必ず起こる」ものではありません。進行度や体の状態によって大きく異なります。
根の先に膿がたまると、顎や頬が腫れる、口が開けにくくなる、発熱をともなうといった症状が出ることがあります。
膿が皮膚側に出口をつくり、顔の皮膚に穴が開いて膿が出ることもあります(外歯瘻)。この場合、皮膚の処置だけでは治らず、原因となっている歯の治療が必要です。
口の中の細菌が血流に入り、他の部位に影響することがあります。心臓に病気をお持ちの方は、歯科処置の前に抗菌薬が必要になる場合もあります。
誤嚥性肺炎の予防という点でも、口の中を整えておくことには意味があります。
虫歯菌は全身に回る?
虫歯菌が全身に与える影響やリスクについてご紹介します。
上の奥歯の根の先は、上顎洞という鼻の奥の空洞のすぐ近くにあります。炎症が上顎洞に広がると、鼻づまりや頬の痛みが出ることがあります(歯性上顎洞炎)。
症状が鼻に出るため、耳鼻科を受診しても改善せず、繰り返してしまうことがあります。
その鼻づまり、虫歯が原因かもしれません
虫歯と鼻づまりの意外な関係を解説します。
親知らずは、いちばん奥にあって歯ブラシが届きにくく、虫歯になっても気づきにくい歯です。
放置していると、手前の歯まで虫歯にしてしまうことがあります。親知らず自体は抜歯で対応できても、巻き込まれた手前の歯は治療が必要になります。
「虫歯が何本あったら危ないのか」を気にされる方は多いのですが、本数だけで危険度が決まるわけではありません。進行度・部位・本数の組み合わせで判断します。
本数が多い場合は、治療の順序を考える必要があります。当院では、痛みや腫れのある歯を最優先しつつ、見た目に関わる歯の治療も同時に進めます。
虫歯は何本からやばい?
本数の目安やリスク、早めの治療の重要性をお伝えします。
「歯が全体的にぼろぼろになってしまった」「もう手遅れではないか」——そう感じて受診をためらっておられる方もいらっしゃいます。
この状態でも、治療できないということはありません。当院では、小さな虫歯の処置から、骨が痩せてしまった方への治療、目立ちにくい入れ歯まで幅広い方法をご用意しています。
歯がボロボロでも治療はできます
諦めないでください。治療方法や治療の流れを解説します。
歯医者さんでよく聞く「インプラント・ブリッジ・入れ歯」ですが、誰でも施術ができる訳ではありません。
抜歯になったあとは、歯の状態を見ながらどんな処置方法になるのか決定します。各方法を見ながら、メリット・デメリットをあらかじめ知っておきましょう。
メリットは、入れ歯のように取り外す必要がなく、ご自身の歯に近い感覚で噛めることが多い点です。
デメリットは、どなたでも受けられる治療ではないという点です。顎の骨(歯槽骨)が大きく失われている場合は、そのままでは埋入できず、骨をつくる処置が必要になることがあります。
また、骨粗しょう症などでお薬を服用中の方は、お薬の種類によって慎重な判断が必要になります。治療が可能かどうかは、レントゲン・CTで骨の状態を確認したうえで判断します。
まず、顎の骨(歯槽骨)が十分に残っていないと埋入できません。虫歯を放置して根の先の膿が大きくなると、周囲の骨が溶けてしまうことがあります(特に上顎)。
骨が不足している場合は、骨をつくる処置を併用するか、入れ歯など別の方法を選ぶことになります。

メリットは、外す必要がなく、自分の歯のように噛める所です。お手入れも歯間ブラシとお手軽にケアができますが、常日頃から丁寧な歯みがきが重要です。
抜歯をした場所があまりにも陥没してしまっていると、食べかすが挟まりやすくなってしまうブリッジになるだけでなく、不安定なブリッジになってしまう可能性もあります。
メリットは、アゴの骨・口の中がどのような状況であっても作ることができ、取り外しが出来ないインプラント・ブリッジとは異なり、取り外したら自宅で入れ歯用洗剤などを使用するためメンテナンスがお手軽です。
デメリットは、咀嚼力がやや落ちる(普通の食事ができなくなるほどではない)ことが挙げられます。
入れ歯は、歯の骨が吸収されていて極端に弱くなった場合や骨が不安定な場合は入れ歯という選択を選ぶことが出来ません。抜歯をして歯が残っていても、その骨が安定していないと入れ歯の役割は失われてしまうのです。
「こんなに放置してしまって、怒られるのではないか」と心配される方がいらっしゃいます。
怒られることはございません。恥ずかしがる必要もありません。長く放置された方の治療を、これまで数多く行ってきました。
歯科治療が怖い方、嘔吐反射が強くて治療を受けられなかった方には、静脈内鎮静法という方法もあります。眠っているような状態のまま治療を受けていただけます。
なお当院では、本数が多い場合でも複数の部位をまとめて治療します。1本ずつ順番に進めるのではないため、通う回数を抑えられます。この進め方は、静脈内鎮静法を使う場合も使わない場合も変わりません。
全身麻酔で手術を受ける前に、医科の主治医から「歯の治療を済ませておくように」と言われることがあります。口の中に細菌の多い状態があると、手術後の感染に関わると考えられているためです。
実際に当院にも、手術の日程が決まってから急いで受診される方が少なくありません。しかし虫歯が進行している場合、治療には相応の回数が必要で、間に合わないことがあります。
病気やけがは、いつ起こるか分かりません。いつ手術が必要になっても困らないようにしておくという意味でも、虫歯を放置したままにしないことをおすすめします。
手術の日程が決まっている方には、その期日から逆算して治療計画を立てます。医科の主治医からの紹介状をお持ちいただければ、連携しながら治療を進めます。
一度溶けてしまった歯が自然に元に戻ることはありません。ごく初期の段階を除き、治療をしない限り進行します。
神経が死んでしまった可能性があります。痛みを感じなくなっただけで、虫歯はより深刻な段階に進んでいます。痛みがなくなったときこそ、受診が必要なタイミングです。
できます。まずは全体の状態を確認するところから始めます。
できます。当院ではレジン充填から骨造成をともなうインプラント、目立ちにくい入れ歯まで幅広い治療をご用意しています。詳しくは「歯がボロボロでも治療はできます」のページをご覧ください。
歯がボロボロでも治療はできます
諦めないでください。治療方法や治療の流れを解説します。
本数だけで危険度が決まるわけではありません。進行度・部位・本数の組み合わせで判断します。詳しくは「虫歯は何本からやばい?」のページをご覧ください。
虫歯は何本からやばい?
本数の目安やリスク、早めの治療の重要性をお伝えします。
部位によって考え方が異なります。詳しくは「虫歯菌は全身に回る?」のページで解説しています。
虫歯菌は全身に回る?
虫歯菌が全身に与える影響やリスクについてご紹介します。
親知らずは気づきにくく、放置していると手前の歯まで虫歯にしてしまうことがあります。
本数と進行度によって変わります。当院では複数の部位をまとめて治療するため、1本ずつ進める場合と比べて通う回数を抑えられます。
お痛みがある部位の応急処置は可能です。
本格的な治療は2時間程度かかりますので、2回目の治療からになります。
怒られることはございません。恥ずかしがる必要もありません。まずは現状を確認しにいらしてください。
上下合わせて16本に虫歯があり、長期間受診されていなかった状態です。
1回目の治療で虫歯を除去し、根の治療を行ったうえで仮歯を装着しました。その後、根の治療を進め、土台を装着し、口腔内スキャナーでスキャンを行いました。
スキャンデータをもとにジルコニアセラミックを作製し、装着して治療完了です。治療回数は7回でした。
| 治療内容 | ジルコニアセラミッククラウン 16本(根の治療を含む) |
|---|---|
| 治療回数 | 7回 |
| 費用 |
1,408,000円(税込) ※1本あたり88,000円(税込)× 16本 ※すべて自費診療です(保険診療・医療券は不可) |
| リスク・副作用 |
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当院では無料カウンセリングを行っております。お口の状態を確認したうえで、選べる方法をご説明します。