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美人と言われるためのポイント - 歯列矯正 | 歯医者・歯科

歯列矯正で美人と言われるためのポイントとは?

公開日:2021年12月26日 最終更新日:2022年12月1日

監修:顧問指導医

歯並びが気になったら、歯列矯正で歯並びを整えるわけですが、単に歯並びをきれいにするだけでなく、せっかくですからお顔立ちも美しく整えたいと思いませんか。

美しいお顔を考える上での大切なポイントは、歯並び・口元・横顔の3つです。
今回は、歯列矯正を受けて美人と言われるために、歯並び・口元・横顔の3つのポイントについて解説します。

理想的な前歯の歯並び

まず理想的な歯並びからご説明します。
美人と言われる方々の前歯は、理想的な歯並びになっているものです。

隙間がない

隙間がない

歯の形は、先端から歯冠の1/3あたりの位置で隣の歯と接触するような形をしています。
歯と歯の間に隙間ができると、理想的な接触が保てないだけでなく、その部分が影になるので暗くなってしまいます。

特に目立つのが、正中離開という上顎の左右の中切歯(真ん中の歯)の間にできる隙間です。隙間がない歯並びは、理想的な歯並びへの第一歩です。

上顎の前歯が適度に下顎の前歯を隠している

上顎の前歯が適度に下顎の前歯を隠している

下顎の前歯は、上顎の前歯よりも内側にあるのが正常です。
ただし、内側ならどんな位置でもいいのかというとそうではなく、下顎の前歯の先端部分が上顎の前歯に少し隠される程度の位置関係が理想的です。

下顎の前歯が上顎の前歯で隠されず全部見えてしまったり、反対に完全に隠されてしまうような歯並びは理想的とは言えません。

歯がアーチ状に並んでいる

歯がアーチ状に並んでいる

全ての歯は、アルファベットのU字型に並んでいるのが理想的です。
一部の歯が外にはみ出したり、内側に入り込んだ歯並びは理想的とは言えません。

八重歯をかわいいと捉える向きもあるようですが、八重歯をかわいいとするのは日本人だけに見られる傾向で、海外では決してそのようにはとらえられません。
全ての歯がアーチ状に並んでいるのも理想的な歯並びを考える上で避けて通れない条件です。

歯並びが左右対象

歯並びが左右対象

人の身体は厳密には左右対称ではありませんが、左右対象に近い形をしています。
歯並びも同じです。
歯並びが左右対象に近いかどうかも理想的な歯並びの条件のひとつです。

上顎と下顎の前歯の中心が一致している

上顎と下顎の前歯の中心が一致している

歯がアーチ状に並び、左右対称に近い状態にあると、上顎と下顎の前歯の中心が一致します。
そして、身体の中心線とも重なります。

もし、上顎と下顎の前歯の中心が合っていないととても不自然に見えます。
理想的な歯並びになると自然にここが合ってくるので、前歯の中心が合うかどうかも大切な条件です。

歯並びの傾き

歯並びの傾き

アイスクリームの棒のような薄い棒を噛んでみてください。
身体の中心線と噛んだぼうが直角に交わると、歯並びの傾きがなく理想的な骨格と考えられます。

もし、噛んだ棒が左右どちらかに傾いている場合、顎の骨格が歪んでいる可能性があります。

リップライン

正面から見たときに美人と言われるお顔の条件は歯並びだけでなく、唇も関係しています。
具体的には、笑ったときに上顎の前歯がどのように見えるのかという点です。

リップライン

リップライン

リップラインとは、笑ったときの上口唇の縁です。
笑ったときにリップラインが上顎の前歯をどのように覆っているのかも、とても大切な条件です。

リップラインの評価法

リップラインの評価法

リップラインは、高位・中位・低位の3段階に分類されます。

高位 笑ったときに上顎の前歯部の歯肉が3mm以上露出するリップライン
中位 笑ったときに上顎の前歯部の歯肉が1〜3mm露出するリップライン
低位 笑ったときに上顎の前歯部に上口唇が重なり、上顎の前歯の一部しか見えないリップライン

ほとんどが中位ですが、リップラインが高位にある方は人口の2割ほどと言われていますが、この状態はガミースマイルと診断されます。
ガミースマイルは病的な問題にはなりませんが、美人のお顔の条件を考えると解消したいところです。

Eライン

横顔が美しいかどうかの基準として利用されているのが、Eラインです。
Eラインは、とても簡単な評価法なので誰にでもチェックできます。

Eラインとは

Eラインとは

Eラインは、鼻の先と顎の先を結ぶラインです。
このラインと上口唇の先がどのような位置関係にあるかどうかで横顔が理想的な状態かどうかを診断します。

Eラインの評価法

Eラインの評価法

Eラインは、横顔の写真さえあれば誰にでも評価できます。
横顔の写真を用意していただき、鼻先と顎先を結ぶ直線を一本引いてください。

この直線に対し上口唇がどのような位置関係にあるかを見るだけです。

理想的なEラインの基準

理想的なEラインの基準

Eライン上に上口唇の先端が触れるか、少しだけ後ろにあるのが理想的な状態と言われます。

ただし、Eラインの評価の基準は時代と共に変わっているので、将来今と異なる評価基準となる可能性も十分あります。

まとめ

今回は、美人と言われる歯並びなどについてお話ししました。
美人と言われるためには歯並びに加え、リップラインやEラインを整える必要があります。

歯列矯正を受けて美人になるためには、歯並びだけに注目するのではなく、リップラインやEラインにもぜひご注意ください。
歯並びやリップライン、Eラインを整えて、前から見ても横から見ても理想的な美人を目指しましょう。

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