歯周病と口臭について
口腔内で主に口臭の原因になるのは舌です。舌の上の舌苔と呼ばれる白い苔の様な部分に食物などのタンパク質を栄養として細菌が分解します。その産物として硫化水素やメチルメルカプタンというガスが発生します。これらのガスは硫黄やネギのような不快なにおいがします。これが臭いの原因になるのです。
歯周病が口臭に関係しているという明確なデータや文献はありませんが、歯周病が進行している人は舌苔がたまっている事が多くみられます。ですから関係が全くないとは言いきれません。
また、歯周ポケット清掃や歯石除去などの処置中に口臭をより強く感じる事がありますから、歯周ポケット内には細菌が発生させる臭いの原因となるガスがたまっていると考えられます。
原因には次の4つがあります。
生理的口臭
唾液量の減少、ホルモン代謝の変化(生理や妊娠など)により発生するものです。例えば朝起きた時の口臭や、緊張しているときの口臭です。ストレスを抱えている人も交感神経が優位になっているため唾液が減ってしまい、臭いが強くなります。
病的口臭
歯周病や虫歯、副鼻腔炎(蓄膿症)や糖尿病などの全身疾患によるものです。
肝臓に問題がある場合はアミン臭、腎臓疾患ではアンモニア臭、糖尿病ではアセトン臭という口臭がします。
食事による口臭
ニンニクやアルコールなどの摂取が原因です。
神経性口臭
実際には臭いがないのに臭いがあると思い込んでいる状態です。心身症などが考えられます。
口臭の原因の80%は口の中にあると言われます。
口臭は硫化水素やメチルメルカプタンという物質が原因です。
これらは口腔内のたんぱく質を細菌が分解する際に発生します。
口腔内で主に口臭の原因になるのは舌です。舌の上の舌苔と呼ばれる白い苔の様な部分に食物などのタンパク質を栄養として細菌が分解します。その産物として硫化水素やメチルメルカプタンというガスが発生します。
これが原因物質です。