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ガムが歯周病予防になる

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正しい歯磨きなどのデンタルケアをしたうえで、歯周病の予防は、「ガム」が有効だという研究結果が多く報告されています。歯周病の対策には日々の生活の中で取り組む必要がありますが、「ガム」は生活習慣の中で手軽に美味しく取り入れられるため、おすすめの歯周病の予防法です。

ガムが歯周病予防になる

ガムの効果

1. 唾液の分泌が増える

ガムをよく噛むと唾液腺が刺激されて、唾液の量が増えます。健康な成人で1日に約1.0潤オ1.5リットルが分泌されます。唾液には、口臭や歯の着色、口内炎を防ぐ、粘膜保護作用などのお口の中のさまざまな健康を保つための作用があります。歯を溶かす「酸を中和」したり、「歯の再生」も促進します。

唾液の分泌が増える

2. 唾液の自浄作用などで口内の酸化を防ぐ

唾液の作用の中でも、「食べかすや歯垢(プラーク)を洗い流す」作用があります。唾液に含まれる成分でリゾチームは、抗菌作用があり、口内を清潔に保ち、虫歯や歯周病になりにくい環境にしてくれます。

唾液の自浄作用などで口内の酸化を防ぐ

3. 歯垢のpHを上昇させ細菌の増殖を抑制

ガムは、ほかのプラークコントロールの方法に比べると、簡単に取り組むことができるでしょう。歯磨きやデンタルフロスの補完的な役割として、いつ噛んでも有効ですが、毎食後30分以内の摂取を習慣づけると、口内のpH値を上げ、細菌増殖の抑制に効果的です。
ただし、糖度の濃い飲食をした後は、ガムだけで口内を衛生的に保つことは難しいというデータがあります。食事をした後は、しっかりと正しい歯磨きを行いましょう。そのうえで、さらにガムを噛むと、細菌を抑え口内の衛生環境が向上します。(※1)

  • 歯垢のpHを上昇させ細菌の増殖を抑制
  • 歯垢のpHを上昇させ細菌の増殖を抑制

歯周病の特徴・原因

1. 歯周病の特徴《日常の中で気づきづらい病気》

歯周病を患う人は20代後半から増え続けます。特に50潤オ60代の場合は、約50%の人が歯周病です。しかし、自覚症状で「歯周病」と気づける人はあまり多くありません。「歯磨きの時に出血がある」という理由で25%前後の人が歯周病の自覚症状を持ちますが、逆に75%の人は年齢を重ねてさらに症状が進行しなければ、自分自身では自覚しません。(※2)

歯周病の特徴《日常の中で気づきづらい病気》

2. 歯周病の原因《歯垢(プラーク)・歯石》

歯の周りや歯と歯の間につく「歯垢(プラーク)・歯石」が主な原因となります。歯垢(プラーク)には、1mgに約1億個の細菌が含まれています。もともと歯垢(プラーク)は、悪玉菌フローラという粘膜に覆われたコロニーで、善玉菌が出す乳酸に破壊されないように歯垢(プラーク)を形成しています。
歯垢(プラーク)は唾液の成分のカルシウムとリン酸と結合して歯石になります。この歯垢(プラーク)や歯石に含まれる細菌が毒素を出し、歯肉の腫れなどを引き起こし、「歯垢ポケット」という歯と歯肉の間に隙間を作るのです。そのため症状が進行すると、歯周ポケットはさらに深くなり、歯の土台の骨も溶かされ、最終的に歯が抜けてしまうのです。

歯周病の原因《歯垢(プラーク)・歯石》

歯周病のケア

1. 《歯垢の除去》毎日の生活習慣が大切

歯周病の原因は「歯垢(プラーク)・歯石」です。歯垢(プラーク)が蓄積すると細菌がさらに増え、48時間以内に歯石になり、歯周病の症状を進行させてしまうため、こまめに歯と歯の間などの歯垢(プラーク)をよく掃除することが大事です。歯垢(プラーク)は食べかすではありません。常にお口の中にいる細菌の集まりです。歯垢(プラーク)による歯肉の炎症を抑えることが歯周病ケアになるので、お口の中にいる細菌を常にプラークコントロールすることが必要です。そのため歯磨きなどの基本となるデンタルケアのほかに、細かなお手入れを生活の中で取り組むと良いでしょう。その良い生活習慣を継続することで歯周病ケアの効果がさらに向上します。

《歯垢の除去》毎日の生活習慣が大切

2. 《正しい歯磨き》最大のケア

口内をきれいに保つためには、デンタルケアの基本である「歯磨き(ブラッシング法)」をしていることが、お口の健康を保つためには大前提となります。その歯磨きが正しく行われているか、それを毎食後、毎日、継続的に行われているかが、虫歯や歯周病の最大のケアになります。歯ブラシだけでなく、デンタルフロス、歯間ブラシ、部分的歯ブラシなどさまざまな清掃グッズでお手入れすることもおすすめです。

《正しい歯磨き》最大のケア

3. 《プラークコントロール》酸性化しない口内環境

歯垢(プラーク)が増えてお口の中を酸性にしないように、細かなプラークコントロールで口内のpHバランスを整えることが大切です。プラークコントロールとして有効なのは、「歯磨き」、「デンタルフロス」、「歯間ブラシ」、「マウスウォッシュ」、「ガム」、「サプリメント」などです。食べかすがお口の中に残ることで細菌が増える原因にもなりますので、毎食後の「歯磨き」、「デンタルフロス」、「歯間ブラシ」は効果が高いです。
そのほかに、忙しい生活の合間に手軽に取り込めるケアとしておすすめなのが「ガム」です。

《プラークコントロール》酸性化しない口内環境

どんなガムが歯周病予防になるか

歯周病を抑制するガムの配合成分

1. キシリトール

虫歯や歯周病予防になるとして多くのガムに配合される成分です。キシリトールは、白樺や樫の木から採取される砂糖に近い甘さがある天然甘味料で、糖アルコールの一種です。
作用として、虫歯菌(ミュータンス菌)が発生させる歯を溶かす「酸の中和」や、「虫歯菌(ミュータンス菌)の増殖抑制」、「歯垢(プラーク)の分解」をします。そのほか、「歯の再石灰化」を促進します。
再石灰化は、糖アルコールとして唾液腺を刺激し唾液の分泌量が増えることや、糖アルコールとカルシウムが結合するために促進されます。
ガムとしては、キシリトールが50%潤オ100%配合されているガムで、毎食後に摂取するケアを継続すると効果が発揮されます。ただし、シュガーレスの糖類が含まれないガムの場合です。砂糖や水飴などの糖類が含まれているガムだと、その成分が虫歯菌(ミュータンス菌)に分解されて酸を出し、虫歯や歯周病になる原因となってしまいます。そのため食べる前に、原材料名をチェックする必要があります。さらに歯磨き後にガムを摂取したり、就寝前に摂取するとより効果があります。

  • キシリトール
  • キシリトール

2. 今後期待されている歯周病予防の成分

【ラクトフェリン】
唾液にも含まれている成分で、お口の中の「病原微生物や歯周病菌を抗菌」してくれる作用があります。歯周ポケットの歯周病菌を減少させ、さらに歯周組織の炎症や歯周組織の破壊を防いでくれます。大手の歯磨粉を販売するメーカーがこの成分を配合したガムを販売するなど、今後の歯周病予防の成分として期待されている成分です。(※3)

今後期待されている歯周病予防の成分

【マクロカルパールC】
ユーカリから抽出される成分です。マクロカルパールCを含めたユーカリポリフェノール類には、歯周病に効果があります。作用として、「歯周病菌を抗菌」したり、「歯肉の炎症抑制」、「歯肉からの出血の抑制」、「歯垢形成を抑制」します。その結果、歯周ポケットの深さが改善されます。抗菌作用は強力ですが、口内や腸内の細菌には影響が少なく、害がない成分になります。大手の菓子メーカーが大学の研究室と共同で研究し、歯周病に効果があることを発表しました。今後の歯周病予防の成分として期待されています。(※4)

  • ユーカリ抽出物配合チューインガムの摂取が歯周組織に及ぼす影響
  • 歯周ポケットの深さの改善
  • 歯周ポケットの出血量の改善
  • 「正しい歯磨き」を実行したうえで、プラークコントロールとして、ガムは歯周病の予防に有効です。キシリトール配合率の高い、シュガーレスの商品を選び、毎食後30分以内に摂取し、よく噛んで唾液を促進させましょう。その習慣を続けることで、歯周病の予防や改善につながります。
(*)参考文献
※1  トゥースフレンドリー協会「役立つ歯科情報 むし歯は食生活習慣病」(参照2016/05/30)
http://www.toothfriendly-sweets.jp/sp/shika_news_1_2.html
※2 厚生労働省「平成21年国民健康・栄養調査報告2009」(参照2016/05/30)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/h21-houkoku.html
※3 ライオン「歯周病菌対策の新成分 ラクトフェリンの研究成果:口腔環境を改善するラクトフェリン」(参照2016/05/30)
※4 大阪大学大学院歯学研究科 研究資料「歯肉に炎症を有する20~40代」(参照2016/05/30)

ザ・ホワイトデンタルクリニックの顧問指導医 永山 幸先生

永山顧問指導医

永山 幸 顧問指導医Yuki Nagayama

2000年
鶴見大学 歯学部 卒業
2000年
鶴見大学付属病院補綴学教室 入局
2002年
鶴見大学歯学部附属病院
口腔顎顔面インプラント科 勤務
2003年
某大手歯科治療クリニック 勤務
鶴見大学歯学部附属病院
口腔顎顔面インプラント科 非常勤
2006年
某大手歯科治療クリニック 歯科院長就任
2013年
ザ・ホワイトデンタルクリニック 池袋院 開設
2017年
ザ・ホワイトデンタルクリニック 船橋院 開設

※補綴(ほてつ)とは、歯に被せ物をしたり、入れ歯をする治療法のことです。

学会誌
・原著
2002年
「鶴見歯学」
諸種補綴装置の比較統計的観察XV
・共同研究
2002年
「鶴見歯学」
即時プロビジョナルインプラントを使用したインプラント補綴
2003年
「鶴見歯学」
プローネマルクシステム・ノバムの使用経験
2005年
「J Oral Rehabil」
Clinical marginal and internal gaps of
In-Ceram crowns fabricated using the GN-I system.
学会講演
・講演(演者)
2001年06月16日
「第53回鶴見大学歯学会例会」
諸種補綴物の統計的観察:XV報
2003年2月16日
「平成14年度日本補綴歯科学会西関東支部学術大会」
鶴見大学口腔顎顔面インプラント科開設後1年間の臨床統計
甲府富士屋ホテル
2003年06月21日
「鶴見大学歯学会第57回例会」
共鳴振動周波数によるインプラントの客観的固定度の評価
鶴見大学会館 メインホール
2004年01月11日
「平成15年度日本補綴歯科学会西関東支部学術大会」
プロセラオールセラミッククラウンの前向き臨床評価第1報 1年経過後の成績
神奈川県パシフィコ横浜会議センター
2004年07月16日
「鶴見大学歯学会第59回例会」
プロセラオールセラミッククラウンの臨床評価
鶴見大学会館 メインホール
2004年09月24~26日
「第34回日本口腔インプラント学会学術大会」
早期荷重インプラントの固定度評価
大阪国際会議場
2004年10月15~17日
「第112回日本補綴歯科学会学術大会」
臼歯部オールセラミックブリッジの臨床経過
神奈川県横須賀市 横須賀芸術劇場
2005年05月14日
「第113回日本補綴歯科学会学術大会」
AGCクラウンの臨床評価 第1報 12~24ヶ月の初期の成績
大阪市 グランキューブ大阪(大阪国際会議場)
2006年01月08日
「平成17年度日本補綴歯科学会西関東支部学術大会」
GN-Iインセラムクラウンの臨床評価
パシフィコ横浜アネックスホール
・講演(共同演者)
2001年06月16日
「第53回鶴見大学歯学会例会」
『インプラント診療受付』に関する統計的観察
2001年12月15日
「第54回鶴見大学歯学会例会」
Lead Systemによる歯槽骨仮骨延長症例の検討
2002年06月15日
「第55回鶴見大学歯学会例会」
ブローネマルクシステム ノバムの使用経験
2002年12月21日
「第56回鶴見大学歯学会例会」
口腔顎顔面インプラント科開設後1年間の臨床統計
2003年05月09日
「第109回日本補綴歯科学会学術大会」
オールセラミッククラウンの臨床的適合度
品川区立総合区民会館「きゅりあん」
2003年10月24~26日
「第110回日本補綴歯科学会学術大会」
電鋳システムにより製作したクラウンの臨床的適合度
長野県県民文化会館
2003年11月14・15日
「The 3rd Biennial Congress of Asian Academy of Prosthodontics,」
Prospective clinical study of Procera AllCeram crowns.
Part1. Results of 1-year follow-up
Taipei,Taiwan R.O.C
2003年11月30日
「平成15年度日本補綴歯科学会九州支部学術大会」
CAMで製作されたコーピングの適合度
沖縄県市町村職員共済組合自治会館
2003年12月20日
「鶴見大学歯学会第58回例会」
諸種補綴装置の比較統計的観察X?
鶴見大学会館 メインホール
2004年01月11日
「平成15年度日本補綴歯科学会西関東支部学術大会」
インプラント補綴装置のトラブルについて 神奈川県パシフィコ横浜会議センター
2004年10月15~17日
「第112回日本補綴歯科学会学術大会」
GN-I により製作したオールセラミッククラウンの臨床的適合度
神奈川県横須賀市 横須賀芸術劇場
2005年03月05日
「平成16年度日本補綴歯科学会西関東支部学術大会」
;鶴見大学歯学部附属病院口腔顎顔面インプラント科 開設3年の治療実績について
鶴見大学会館
2005年07月16日
「鶴見大学歯学会第61回例会」
本学歯学部臨床実習生への口腔顔面インプラント科 教育実習の導入の試み
鶴見大学会館メインホール
2005年10月01・02日
「第114回日本補綴歯科学会学術大会」
プロセラオールセラムクラウンの前向き臨床評価 2-3年経過後の成績
新潟市 朱鷺メッセ
2005年11月04日
「第9回日本顎顔面インプラント学会学術大会」
1歯欠損に対するインプラント治療の統計的考察
福岡市 福岡国際会議場
2005年11月27日
「日本口腔インプラント学会 第25回関東甲信越支部学術大会」
本学歯学部臨床実習生へのインプラント教育実習導入の試み
豊島区 サンシャインシティプリンスホテル
2005年11月27日
「日本口腔インプラント学会 第25回関東甲信越支部学術大会」
鶴見大学歯学部口腔顎顔面インプラント科 開設3年の治療実績について
豊島区 サンシャインシティプリンスホテル
2006年01月08日
「平成17年度日本補綴歯科学会西関東支部学術大会」
CAD/CAMの補綴装置への応用
パシフィコ横浜アネックスホール
2006年01月28・29日
「平成17年度日本補綴歯科学会西関東支部学術大会」
CAD/CAMの補綴装置への応用
鶴見大学記念館

一言に歯並びと言っても、笑ったとき、話しているとき、口を閉じているときに一番美しく見える歯の形や歯並び、歯の色を追求する必要があります。

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歯科医師がどんなに理想的な歯並びだと思っても、必ずしも患者様が同じように良いと思ってくれるわけではありません。

ご希望のお口元にするためには患者様と一緒に歯並びや歯の形を作り上げていくものだと考えています。

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